こんにちは、naruです。
私が朝ドラを一話から最終回まで欠かさず見守るようになったのは、まんぷく、なつぞらに続いて3作目です。そう、まだまだ最近なんです。
実家にいた頃は出社が早くて見る暇が無かったというのもありますが、まんぷく以降は既に実績のある女優さんが主演であるということも「見てみようかな」という気になるきっかけになっていたように思います。
画像引用：NHK連続ドラマ小説スカーレット
そんなわけで本日終了したスカーレット。
ヒロインの喜美子を演じたのは戸田恵梨香さんです。
相手役の松下洸平さんも、幼馴染を演じた林遣都さんと大島優子さんも自分と同世代。
そういった意味でも注目して見ていました。
スカーレットの凄いところは、日常を日常のままに描いていったところだと思います。
派手な演出は加えず、飾らず…
その集大成が今日放送された最終回だったなと。
今月に入って、一人息子の武志が白血病になり余命が3～5年と宣告されるというつらい展開になりました。
武志がどうなってしまうのか、そこが一番気になっていた視聴者は多いと思います。
喜美子のモデルになったといわれている神山清子さんは実際に息子さんを白血病で亡くしているため、ドラマの中でも武志が亡くなってしまうのではないか、ドラマではドナーが見つかって運良く助かるのではないか、できれば後者であってほしい。私もそう願いながら最終回まで見守りました。
結局武志は26歳の誕生日を前に亡くなってしまうのですが、なんとドラマではナレーションが入っただけ。いわゆるナレ死です。
スカーレットではこれまでも「ここをナレーションで済ませちゃうの！？」という場面がいくつもありました。
でも、人生においてどんなに特別な出来事があったとしても、喜美子の日常はこれからも続いていくわけです。
それを淡々と描いていくことによって、過ぎ去った日々の尊さを感じさせる。
ああそうか、これがこの作品の一番の魅力だと、ラストでいつものように穴窯の炎と向き合う喜美子の表情を見て思いました。
川原喜美子という女性の9歳から40代後半に至るまでの人生を一視聴者として見守ってきたわけですが、序盤は只々「かわいそう…」と思いながら見ていました。
長女として家族の為に家事をして、高校進学を諦めて大阪に出稼ぎに行って…。
つらいことがありながらも歯を食いしばって生きるきみちゃんはかっこよかったですし、その後夫となる八郎との初々しいシーンの数々には床を転げ回りたくなるくらい悶えまくりました←
朝ドラでキスシーン見たのは初めてかも…
好きすぎてダイジェスト何回も見ちゃう(笑)
十代田八郎という人物は本当に良かった…
どんくさいけど優しくてな……包容力があってな……たまらん。
初登場の時はあまりにも印象がパッとしなくて「まさかこの人が相手役じゃないだろうな？」と思ってしまいました；
今ではハチさんを演じてくれたのが松下さんで本当によかったと思っています。
松下洸平さんについてはこちらの記事でも触れています。
八郎と喜美子に毎日キュンキュン(死語)していたあの頃の私は、その後二人が離婚してしまうなんて思っておらず…。しかもドラマの中で具体的なシーンがあったわけではなく、武志の台詞で明らかになるというスカーレットらしい演出の仕方。
八さんの出番が無くなってしまって抜け殻のように過ごす「八郎ロス」状態の私←
再登場してくれた時は本当に嬉しかった…！！！
再会した時は他人行儀でよそよそしかった二人も、ある日を境にまた普通に会話するようになって、その中に成長した武志もいて、親子三人で食卓を囲むありふれた日常に涙が出るくらい感動しました。
これだよ！これなんだよスカーレットの素晴らしさは！！！
最後は八郎は新たな目標に向かって長崎に旅立つことになり、喜美子は信楽に残って今まで通り陶芸に励むという流れ。
最終回というとラストシーンで主題歌を流したり、お馴染みの登場人物をバンバン出して豪勢に終わらせそうなもんですが、スカーレットはそうではなかった。
それはそれで良かったと思う。理由は前記したとおりです。
派手さはなかったけどそこが良かったスカーレット。
夢中で見た半年間がとうとう終わってしまい、間違いなくロスに陥ると思います＾＾；
月曜から始まるエールも出演者が豪華ですし期待しています。
このご時世なので、朝から元気を与えてくれる作品であればいいなぁ。
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