※今日の記事は鬱々してます。
元々このブログは妊活の記録を主としていました。
当時の私が今の自分の状況を知ったらきっとホッとするでしょう。
念願の我が子をこの腕に抱いているのだから。
妊活は努力が必ず報われるわけではありません。
「出口の見えないトンネルを歩いているよう」という表現をよく見ますが正にそう。
中でも特に苦しかったのは周囲の影響。
人の妊娠を喜べない。
誰かの無神経な言葉に傷付く。等…
前者に関しては芸能人の妊娠ですら疎ましかったです。
今でこそ不妊治療を経て授かった夫婦には心からおめでとうと思えるようになりましたが(前は「芸能人はお金があるから高度な治療を受けられるんだ」と、これまた嫉妬が止まらないという醜さ)、結婚発表から割と早い期間内に妊娠のニュースが流れてくると今でも少々唸ってしまう。「なーんだ、結婚発表した時には妊娠してたんじゃん」とか。
後者の"無神経な言葉"については「諦めたらできるっていうよね」が代表格。
最近妊娠を発表されたアッキーナの記事を読んで思ったのですが、このご夫婦の経験を知って勘違いする人も出てくるのでは?そりゃ実際に諦めた頃に授かった夫婦は何組もいるのだから仕方ないけど…。(無論、期待して期待して授かる人もいるわけですが)
私も似たようなことを言われた経験があります。
諦めきれないから病院に通っているのに何言ってるんだ?
ほんとに部外者のお節介な言葉は残酷だなと思いました。
ですが今はその言葉も強ち間違いとも言えない。
うちは息子を人工授精で授かりましたが、「1回で成功するわけない」と期待していませんでした。
お試しのつもりで挑戦したら運よく授かったわけです。
勿論当時は鍼灸に通ったり生活習慣にも気を遣っていたので何が効果的だったのかはわかりませんし、すべての要素が功を成したのかもしれません。
「今度こそ」というプレッシャーがなかったことが大きかったのならば、「諦めたら…」の嫌な言葉も一理あると言えます。
それでもね、やっぱり私は言えないです。
半ば諦めた状態で挑戦して授かった私だけど、今も頑張っている人に「諦めたらできるよ」なんて言えないです。
「リラックスして取り組むといいよ」も違う。
掛けてほしい言葉は一人一人違う。
何も言わないでほしい人だっている。
当時の自分はどうだったかなぁ…なんて思うこともあるけれど、今の私が過去の私にしてあげられることは何もないんですよね。タイムマシンでもない限り。
自分のことはともかく。
ただ、今現在子どもが欲しくて頑張っている人達が、授かっても授からなくても人生に悔いが無いよう、将来笑っていられますようにと祈るばかりです。
通院前から計算したら妊娠するまで約2年。
私が不妊様になるには十分な期間でした。
それは出産してまもなく1年が経とうとしている今でも継続中。
子どもはできたらもう一人ほしいと思っているので、人様の2人目妊娠の報告はやはり面白くはありません。
「おめでとう。頑張ってね」と思うけど、「羨ましい」の方が大きい。
ただ妊娠しにくいだけで性格までこんな風にはなりたくなかった。
誰もなりたくて不妊様になったわけじゃない。
なのでもし読者さんの身近に妊活に悩んでいる人がいたら、
ネガティブになっている人がいたら、
性格が歪んでしまった人がいたら…
気の利いた言葉を掛けようと頑張らなくていいので、そっとしといてあげてください。
話を聞いてくれるだけでいい。
本人が望まない限り、それだけで十分です。
…と、偉そうなことを言ってこの記事は終わりになりそうです。
暗い内容になってしまいましたが、当時の気持ちをも忘れてはいけないなと思って書きました。
今後も稀に不妊の話題も出していくと思います。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた。
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