こんにちは、naruです。
台風8号の影響で現在風が吹き荒れております。
今朝は「ちょっと風が強いな…」と感じる程度だったので出勤しようと家を出たのですが、バス停の手前で上司から電話が。「今から帰宅時間まで風が強そうだから今日はお休みで」とのことでした。
会社の指示で休めるなんて嬉しい←
しかしもっと早く連絡がほしかったな。化粧せずに済んだのに(笑)
しかしバス停から家まで歩いて10分弱の距離だというのに、戻る時には風が強くなってちょっと怖かったです。
自然はどの瞬間で猛威を振るうかわかりません。
甘く見ないようにしなければ。
さて、今日は8月6日。
日本人とは切っても切れぬ"あの日"です。
74年という年月をどう捉えるのかは人それぞれだと思いますが、私はどうしても"昔"と思うことができません。それはまだ戦争を経験した人達が生きているからだと思います。
小学校の修学旅行は長崎。当然原爆資料館にも行ったし、被爆者のお話を直に聞く機会もありました。何度も何度も同じことを語ったのであろうおばあさんが、色褪せない記憶を辿りながら涙を拭う姿は今でも忘れられません。
九州で生まれ育った私は、8月6日よりも9日に被爆地へ思いを馳せることが多かったです。当初は長崎ではなく福岡の小倉に投下される予定だったことを知った時は血の気が引きました。
私自身は小倉に縁は無いけれど、小倉出身の人と出会ったことはあります。もしその人達の祖父母が被害に遭っていたら…。続くはずだった命の歴史は途絶えて、繋がるはずだったご縁は存在しなかったんですね。
失われたものは命だけではないんだなと、大人になって改めて戦争への恐怖と憎悪を感じます。
さて、生まれてこの方九州以外に縁が無かった私ですが、とうとう九州の外に大事な場所ができました。
広島です。
主人が生まれ育ったのが広島市なのです。
私が初めて広島を訪れたのは厳島神社の観光と、当時は彼氏だった夫のご両親に結婚を前提に交際していることを報告するためでした。
そして2回目は婚約後、顔合わせの為に私の両親を連れて。
この時に初めて平和記念公園、資料館、原爆ドームを訪れました。両親が「日本人なら絶対に行かんといけん!」と言いまして…。
お祝い関連で来たのに何故…と正直気が進まなかった私ですが、終わってみれば行ってよかったなと思いました。親の言葉そのまま借ります。日本人なら絶対に行った方がいいと思う。
資料館に行きたくないという人は結構いると思います。
私もです。苦手です。つらいし怖いし絶対にトラウマになるし、つい彼に「正直行きたくない…」と言ったら、「そんなこと言わないでくれ」と悲しい目をされました。当然だと思います。今はあんなことを言って反省しています。勿論両親にも叱られました。
実際に見て回ったら「これはやっぱり見といて正解だったな」と思いました。
丁度その頃はリニューアル中で、私でもなんとか見れる展示物ばかりだったからなのかもしれません。
でも、色々考えされられましたね…。
日本人だけでなく、世界中の人に見てほしい。
個人的に思ったのですが、資料館より原爆ドームの方が臨場感がありました。
大きな建物が壊れたままそこに存在するので、「ああ、ここに原爆が落ちたんだ」と現実的に受け止められるというか…。瓦礫も地面にゴロゴロ落ちてますし。
なので、資料館がどうしても無理な人は是非原爆ドームの方だけでも近くで見てほしいと思いました。
周囲は緑が多くて気持ちが良いのですが、そこだけは不思議な雰囲気を纏っています。
ほんとに、見て。
きっと主人は今日の8時15分、通勤バスの中で黙祷を捧げていたと思います。
毎年そうしているんだそうです。
私も結婚後は彼に倣って祈るようにしています。
どうか二度と悲劇が繰り返されませんように。
受け継がれてきたものが失われませんように。
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