数年前から漫画タテ読みアプリcomicoで漫画を読むのが日課です。(WEBでも読めます)
有料の作品もありますが、無料でも良作が沢山あるのでおすすめ。
結婚する前、私はある作品と出会いました。
駒井千紘先生の作品『妊活夫婦』です。
幸田栄子(32歳)。結婚2年目で妊活を開始するもなかなか妊娠できず、不妊治療を勧められる。仕事、友人関係でのトラブルなど、妊活に伴って様々な困難に遭遇し、妊活・不妊治療に協力的でない夫・一郎と離婚を考え始める。一見幸せそうに見える家庭の裏側を描く、妊活・不妊治療ドラマ。
読み始めたきっかけは、comicoのトップページで紹介されているのが目に入り「自分は生理周期がおかしいし無関係な話ではないだろう」と思って試しに1話を読んでみたのが最初でした。
気付いたら手持ちのチケットが無くなるまで一気に読んでました。
妊活に関して無知な人でもわかりやすい内容。
作者さん自身が不妊治療の経験者なので説得力があります。
そして各所に散りばめられた抱腹絶倒のギャグセンス!←是非その目で確かめてほしい
サムネだけでも笑いそうになりますwww
個性豊かな登場人物達も見逃せません。こいつムカつくな~と思った人物が主人公夫婦にとってのキーパーソンだったりも。(私のお気に入りは"妖怪バブル・オカメインコ")
この『妊活夫婦』は今月完結したのですが、不妊治療を始めた今読んだらどう感じるかなと思い、また一話から読み返しています。
とにかく栄子の気持ちや行動に「わかる~!!」の嵐!!!
特に第8話「妊活と人間関係」は自分の話かなと思うくらい。「なんでこんな奴が妊娠するんだ…」という栄子の心の声に首が壊れそうになるくらい頷いたものです←
ちなみに私が初めて多嚢胞性卵巣症候群を知ったのはこの作品でした。
主人公の栄子が多嚢胞なんです。
まさか自分も同じだとは思いもしませんでしたが…。
予め知っていたので、実際に病院で多嚢胞の診断が下った時に狼狽えずに済んだのかなと思います。
この幸田夫妻の場合、最初は栄子だけに不妊の原因があるのではと思われましたが、実は夫の一郎の精子にも問題が…。果たして妊娠に漕ぎつけることができるのか、最後まで目が離せませんでした。
序盤は繰り返される喧嘩にやきもきしてしまいます。
しかしこれがリアルな妊活夫婦なのだろうと思います。
妻と夫の気持ちのすれ違いによってとうとう"離婚"の言葉が飛び出したり…。
不妊治療は夫婦二人三脚で取り組むもの。お互いに歩み寄り尊重することが如何に大切なのか、妊活に限らず夫婦生活においても大切なことを学んだ気がします。
とにかく不妊治療経験者もそうでない方も、老若男女問わず沢山の人に読んでほしい作品です。
そして知ってほしい。
不妊治療の現状を。人が誕生することがどれだけ奇跡なのかを。
第10話までは登録なしで読むことができます。
会員登録すれば続きを読むことが可能です。(チケット制なので無課金だと1日に読める話数は限られますが)
私も今度から自分のことを妊者と呼ぼうかなあ(笑)
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